후리가나로 읽는 일본 고전
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おうがいのおもいで
鴎外の思い出
小金井 喜美子
小金井 喜美子의 鴎外の思い出(おうがいのおもいで)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 127,675자 · 254화면
といっていました。それでただ一度伺っただけで、学校へ行くようになってからは御無音に過ぎました。
小金井へ縁附いて、程過ぎてからのことです。少し落附いて何かして見たいと思う時に、兄が井上通泰氏の紹介で松波資之氏へ伺って見よと申されました。井上氏は兄の親友賀古鶴所氏と別懇なのでした。
何でも牛込見附からかなり行って、四谷見附の辺のお堀端から松の枝が往来へ差し出ているのが目につくあたりにお住いだったと思います。痩形で、少し前屈みの恰好の静かなお年寄でした。優しい奥様もいらっしゃいました。
その頃私は小さい子供を持っていましたので、来よとおっしゃった日にも伺いかねるのでしたが、その頃下すったお手紙は、大師流というのでしょう、大変見事なものでした。
御文ありがたく拝見、此間は御はじめてなるに、まことに御早々にて、失敬いたし候。あとにて、
近からばしひてとめてもしきしまの
道のことごとかたらむものを
と申候。お歌いづれもおもしろく、此調子にて御すゝみなされ候はゞ、追々よき御歌かずかず出申べく候。右御返事まで。
尚来月の会にはかならず御出待入候。きのふも婦人方よたり計りにて御うはさいたし候。