후리가나로 읽는 일본 고전
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おうがいのおもいで
鴎外の思い出
小金井 喜美子
小金井 喜美子의 鴎外の思い出(おうがいのおもいで)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 127,675자 · 254화면
などとしてありました。全快したのかと喜んでおりましたら、二月の中頃に丹毒になったといって来ましたので、どうかと思って見まいますと、「もう足の痛みは取れた」といって、座敷の中をずっていました。それほどでもなかったらしいのですが、いろいろの病気も皆腎臓から出るらしいので、内心困ったものと思いました。
その年は例年よりも寒さが続いていました。三月二十日になってまだ雪を催している日に、台湾の於菟さんに潤三郎の近況を知らせようと手紙を書いていましたら、そこへ当人がひょっこり尋ねて来ました。
「まあ、もう出歩くのですか。無理でしょうに」といいますと、「痛みも取れてあまり退屈だから出て来ました。神田の本屋に用があるので、ついでに寄ったのです」というのです。
食事時になりますけれども、時節がら何もありません。何しろ寒いのですから、お雑炊を作って出しましたら、「これで温かになります」と、ふうふう吹いて食べておりましたが、その横顔はめっきりと痩せが目立っていました。
帰ります時に、玄関まで送って出て、「病気の挙句だから、気を附けて早くお帰りなさい」と書いて見せましたら、「うんうん」