후리가나로 읽는 일본 고전
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おうごんひょう
黄金豹/妖人ゴング
江戸川 乱歩
江戸川 乱歩의 黄金豹/妖人ゴング(おうごんひょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N3. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N3 · 중급 · 신자체·신가나 · 153,404자 · 307화면
警官たちは、また土手におりて、運転手のてらす手さげ電灯で、列車の下をのぞきまわりました。車輪の間にかくれているかもしれないと思ったからです。しかし、なにも発見することができませんでした。警官たちが、客車にもどろうとすると、そこにかたまっていた乗客の中から、ひとりの老人が、前に出てきました。黒い背広をきて、白いあごひげを胸にたらした六十をこしたじいさんです。
「おじいさん。あぶないから、はやくじぶんの席にもどりなさい。」
警官が、注意しますと、じいさんはニヤニヤと笑って、
「なあに、だいじょうぶ。わしは、こう見えても、若いものに負けませんよ。ところで、あの化けものは、どうしましたね。金色の豹は、どこへいきましたね。」
「ふしぎなことに、どこにもいないのです。かき消すように、見えなくなってしまいました。」
「ふふん、また魔法をつかったな。あいつは、あぶなくなると、忍術つかいみたいに、パッと、消えうせる術を、心得ておるのじゃ。しかし、ゆだんはなりませんぞ。あいつは化けものだからね。なににでも化ける。思いもよらないものに化けて、ちゃんとこの汽車に乗っているかもしれない。