후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
こくしかんさつじんじけん
黒死館殺人事件
小栗 虫太郎
小栗 虫太郎의 黒死館殺人事件(こくしかんさつじんじけん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 296,741자 · 584화면
熊城は不気味に眼を据え、顔を迫るように近づけて訊ねた。
「では、率直に黒死館の化物を指摘してもらおう。君が云う猶太人というのは、いったい誰なんだね?」
「それが、軽騎兵ニコラス・ブラーエなんだ」と法水はまず意外な名を述べたが、「ところで、その男がグスタフス・アドルフスに近づいた端緒というのは、王がランデシュタット市に入城した時で、その際に猶太窟門の側で雷鳴に逢い、乗馬が狂奔したのを取り鎮めたからなんだ。そこで支倉君、何よりブラーエの勇猛果敢な戦績を見てもらいたいんだが」と検事が弄んでいたハートの「グスタフス・アドルフス」を取り上げて、リュッツェン役の終末に近い頁を指し示した。と同時に、二人の顔に颯と驚愕の色が閃いた。検事はウーンと呻き声を発して、思わず銜えていた莨を取り落してしまった。
――戦闘は九時間に亙って継続し、瑞典軍の死傷は三千、聯盟軍は七千を残して敗走せしも、夜の闇は追撃を阻み、その夜、傷兵どもは徹宵地に横たわりて眠る。払暁に降霜ありて、遁れ得ざる者は、ことごとく寒気のために殺されたり。それより先日没後に、ブラーエはオーヘム大佐に従いて、戦闘最も激烈なりし四風車地点を巡察の途中、彼の慓悍なる狙撃の的となりし者を指摘す。