일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

くろねことみ

黒猫十三

大倉 燁子

大倉 燁子의 黒猫十三(くろねことみ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 14,366자 · 29화면

아오조라 문고

昨夜はトリックで捕える計画を立て、僕は妹のトミーと円タクに乗って、君達二人が賭場から逃げるのをずうッと尾けていたんだ。処が彼奴は途中で感付いて風を食って逃げちゃった。君もてッきり同類だと睨んだので、――仕方がない。君の方を一つ洗ってみようと思って、まず家宅捜査をやってみたのさ。あの時の運転手は僕ですよ。車内に大怪我して倒れている女があれば、誰だって、君同様の手段に出るよ。何しろ警察は鬼門の連中なんだからね」とからからと笑って、

「あれだけ苦心したのに、――遂々失敗しちゃったよ」

と云って、卓子の上に置いてあった五円札を本庄の前に差出して、

「運転手、――いや僕に渡された、――これはお返し致します」

と云った。

彼は思わず顔が赤くなった。十三の前だけに一層恥しかったのだ。が、まだ狐につままれているようで、何が何やらさっぱり解らなかった。辰馬久が××会の首領であるということも初耳だ。そう云われてみれば最近彼の思想は大分変ってきてはいる。ひと頃は軟派の不良で鳴らしたものだ、辰馬の毒牙にかかった女は数えきれない、いつでも女の事で問題ばかり起していたが、この頃はそういう噂も余り聞かなくなったので喜んでいたのだが、――何という迂闊な事だったのだろう。