일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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どんてん

21世紀の日本人へ 永井荷風

永井 荷風

永井 荷風의 21世紀の日本人へ 永井荷風(どんてん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 24,356자 · 51화면

아오조라 문고

○今年は五月の節句に武者人形を飾ってもいいかしらと心配しているものがある。どうしようと問われてもわたくしには返事ができない。五節句の祝儀はもともと封建時代の遺習で、明治のむかしすでに廃止の布告が出ている。よすもよさぬも各人思いのままにしてよい事であるのに、満洲占領の頃から百貨店やカフェーの店頭に神功皇后や楠公の人形が飾り出されて旧習復興の有様を呈するようになった。節句につき物の柏餅も砂糖がなくて出来なければ、世は花より団子のたとえで節句の飾物もいらない訳である。その頃祭日に国旗を出さぬと獅子ならぬ志士があばれに来ると聞いて下町の横町などでは驚いて三越へ旗を買いに行ったという話をきいた事もあった。もしも節句の武者人形や鯉幟に軍閥の臭味があるとしたら、鳥居の立っている日本国内の神社は稲荷と天神とを除いて大方武将を祭ったものであるから、八幡様を初めとして十中の八九は片端から取払いをしなければなるまい。町内氏神の祭礼も七五三の祝儀も、自由主義を迎える世には遠慮しなくてはならなくなる。心配は参詣をする氏子よりも御幣を振る神主と提灯屋のふところ都合であろう。