후리가나로 읽는 일본 고전
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あめんちあ
あめんちあ
富ノ沢 麟太郎
富ノ沢 麟太郎의 あめんちあ을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 41,594자 · 83화면
彼は自分の躯が消えてなくなることを願った。
戸口があいた。
――彼のそんな考えを何ものかが感じたかのように。
――彼は心持躯を顫わして、後ろを振向いた。
「お待たせしました……君ですか、影佐君というのは……何を研究されました……外国語は……英語ですか……」
博士は部屋のなかを歩き廻りながら、軽い機敏と当惑とを現わして、独り言のように言った。
「ま、掛け給え、外国語は英語ですか。
」
博士は一種動物的の眸を光らせて、はっきりと訊いた。
彼は博士がこの部屋へ這入って来る前から椅子へは腰掛けていた。
彼は博士へ挨拶する機会を窺っていた。
彼は博士一人が水車のようにコトンコトンと床を踏んで、歩き廻っているのを眺めていた。
その背は、彼の眸のなかで、おかしく歪んだり、ふくれたり、伸びたり縮んだりしていた。
実際、彼は博士が彼自身の方を振向くのを待ち構えていた。
しかし博士はうつむきかげんに床を睥んで、靴で床を蹴りながら言いつづけた。
「あ、そうそう、青沼君はそう言ってました……で、失敬だが、君の主要なる研究は、何についてでしたか。
」
彼は危く、「雄弁なる博士」と言うところであったが、それを呑みこんで応えた。