후리가나로 읽는 일본 고전
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いたずらこぞうにっき
いたずら小僧日記
佐々木 邦
佐々木 邦의 いたずら小僧日記(いたずらこぞうにっき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 63,226자 · 128화면
歌さんは乃公の姉さんだ等と思っていると、先生新しい襟飾を出して来て乃公に呉れた。乃公は引きかえにポケットから写真を引張り出して渡した。姉さん達の悪戯で、鬚は鉛筆で二倍も引伸されている。
「其写真はあなたに似ていますね」
というと、見る間に天気模様が変って、
「太郎さん、是は君の悪戯だろう。何人が恁事をした?」
と今にも噛付きそうな顔をした。
「多分神さまが為たんでしょうよ」
と乃公は梟のように馬鹿面をして答えた。そして今にも雷が落ちそうだったから、一目散におっ走って来た。
次に行ったのは雑貨店である。此処にも若旦那がいる。頭の毛の赤い、頬に赤痣のある人だ。彼でもクラブ白粉の広告に出る積りで運動をしているって、富子さんが言っていた。
「御機嫌好う」
「やあ、太郎さん、御機嫌好う。能く来たね。君は干葡萄が好きだったね、さあお食り」
と乃公に干葡萄を一掴み呉れて、親の仇にでも会ったように喜んでいる。美しい姉さんが三人もあると、何処へ行っても評判が好い。乃公は帳場に坐って葡萄を喰べた。そして最早好い頃だと思って、写真を出して、藪睨みのようにして一心に眺めながら、
「何うも此写真はあなたに似ていますよ」