후리가나로 읽는 일본 고전
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いたずらこぞうにっき
いたずら小僧日記
佐々木 邦
佐々木 邦의 いたずら小僧日記(いたずらこぞうにっき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 63,226자 · 128화면
随分そそっかしい人だ。乃公はそれが余り可笑しかったので、つい自分の帽子を忘れて来てしまった。
牧師は矢張り例の長氏であった。乃公は清水さんの後に坐って、背中にハンケチを留針で附けてやったが、清水さんは一向知らないでいる。相変らずちょち、ちょち旦那さまを定め込んでいる。式が始まっても矢張りハンケチを背負っている。乃公は誰かさんの背中は重たかろうと思って気の毒でならなかったが、その中に森川さんが気がついて取ってやった。お父さんは乃公の顔を睨めた。
家へ帰ってから一同は食堂に入った。乃公は頻りにお菓子を喰べていたが、皆は葡萄酒ばかり飲んでいる。先刻シェリイを零した処は如何なったかと思って見たらナプキンが置いてあった。
「太郎さん、姉さんの健康を祝しなさい」
と何処の人だか乃公に葡萄酒を注した。乃公はコップを高く捧げて、
「お花姉さんの幸福を祈ります。そして若し子供が出来たなら、其子が私のように耳を打たれたり頭の毛を引張られたりしないように祈ります」
と言って飲んでやった。喉が熱くて咳が出た。それから乃公は大分飲んだ。何でも五六杯は飲んだと覚えている。
お母さんが起してくれた時、乃公はテーブルの下に寝ていた。