후리가나로 읽는 일본 고전
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いたずらこぞうにっき
いたずら小僧日記
佐々木 邦
佐々木 邦의 いたずら小僧日記(いたずらこぞうにっき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 63,226자 · 128화면
「姉さん、姉さん、一寸下まで来て下さいな」
お春さんは返事もしない。俯向いている。
「姉さん、いい物があるんですよ。姉さんのお好きな物が」
「いいから斯うして置いて頂戴、姉さんは何んにも見るのも聞くのも可厭なんですから」
「けれども姉さんが一番好きなものだったら如何します。行かなけりゃ損ですよ」
「チョコレートなんか欲しかありません」
「そんなものじゃありません。生きてる……」
戸を叩く音がした。森川さんは待ち耐えられなくって、上って来たんだ。これから後の事は余り気の毒だから書くまい。第一森川さんの見識に関する。兎も角森川さんは取消の再取消をして、彼の鼻が癒り次第お春さんと華燭の典を挙げ、琴瑟合奏とかいう音楽会を開くのだそうだ。
お歌さんの許へは先生が相変らず遊びに来る。あれは文法の教師で、もう四年もお歌さんの学校にいるのだそうだ。毎日此れはパスト、プアアヘクトで厶る。此れはプレゼント、プアアヘクトで厶るなんて言ってたら、随分倦きるだろう。それで退屈だからお歌さんの許へ遊びに来るのだろうと察してはいたが、乃公は何うも此人を好かない。
普通の人なら彼の鰻で気絶してからは来なくなるのが当然だ。