후리가나로 읽는 일본 고전
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「うどんくい」
「うどんくい」
宮本 百合子
宮本 百合子의 「うどんくい」을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 2,478자 · 5화면
下級の先生は、むっつり顔で何か云いわけしながら五束、五年の先生にうどんをわけた。唱歌の先生へは、家を持っていないのだからと云って一束もわけなかった。
二人の先生はおすそわけにあずかったうどんを風呂敷につつんで往来へ出たが、下級の先生のやりかたに向う感情はおのずから等しくて、そこには一種の公憤めいたものもあり、傷けられた友情の痛みもあるというわけであった。
下級の先生の良人が折からその場にいあわせて、おそらく妻君のばつのよくない仕儀について何も知らなかったのだろう、しきりに唱歌の先生へもわけてお上げよと云うのに、この人はいいのよ、とがんばったというのも面白い。唱歌の先生は世帯持ちでないというばかりでなくその乾物屋の娘の担任ではないのだからというのも、理由の一つであったのだろう。
日本には「うどん屋」という落語がある。
仕事の下手なものを云う表現に「うどんくい」というのがあると、新村出氏の辞苑に出ていた。
〔一九四一年五月〕