일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

おもかげ

おもかげ

宮本 百合子

宮本 百合子의 おもかげ을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 9,997자 · 20화면

아오조라 문고

その時も制服のまま勉強部屋から下りて来た保は、何と云ったのだろう。責任をもって失くなったりはしないようにしておいてあげる。そんな風に云った。云いかたの調子に、どこか直接自分とは離したところがあるようで、朝子はそのときちょっと変な気がした。弟の冷淡さのように感じられた。あの頃から、彼の心に何か計画がされていたのであったろうか。

柔毛の生えた保の若々しい上唇のところや、細かいほそい横書きのノートでならされた手紙の丸い字が忽然と目に浮んで来て、朝子は露台を歩きながら涙をおとした。最後に貰った手紙で、保はこう書いていた。「姉サン、僕はこの夏は一つテニスでもやって大いに愉快にやって見ようと思います。科の選定はそれからのことです」その前のたよりでは、大学の科目をそろそろきめなければならないが多計代が哲学がいいというし自分もそう思うが、どうかとあった。その時分まだモスクワにいて、白夜のはじまりかけた永い夕暮の明るみの中で、朝子は哲学にはすぐ賛成出来ないと、書いた。保が長四畳の勉強部屋の入り口の鴨居に Meditation と書いた紙を貼りつけているのを、朝子は思い出したのであった。