일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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おせいとうじょう

お勢登場

江戸川 乱歩

江戸川 乱歩의 お勢登場(おせいとうじょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 11,784자 · 24화면

아오조라 문고

「坊や、そんなにあばれるのはよしにして、パパが面白いお噺をして上げるから、皆を呼んどいで」

「やあ、嬉しい」

それを聞くと、正一はいきなり机の下から飛び出して、駈けて行った。

「パパは、とてもお噺が上手なんだよ」

やがて正一は、そんなこまっちゃくれた紹介をしながら、同勢を引つれた恰好で、格太郎の部屋へ入って来た。

「サア、お噺しとくれ。恐いお噺がいいんだよ」

子供達は、目白押しにそこへ坐って、好奇の目を輝かしながら、あるものは恥しそうに、おずおずして、格太郎の顔を眺めるのであった。彼等は格太郎の病気のことなど知らなかったし、知っていても子供のことだから、大人の訪問客の様に、いやに用心深い態度など見せなかった。格太郎にはそれも嬉しいのである。

彼はそこで、此頃になく元気づいて、子供達の喜び相なお噺を思い出しながら、「昔ある国によくの深い王様があったのだよ」と始めるのであった。一つのお噺を終っても、子供達は「もっともっと」といって諾かなかった。彼は望まれるままに、二つ三つとお噺の数を重ねて行った。そうして子供達と一緒にお伽噺の世界をさまよっている内に、彼は益々上機嫌になって来るのだった。