후리가나로 읽는 일본 고전
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『おはなしのき』をしゅさいするにあたりてせんげんす
『お話の木』を主宰するに当たりて宣言す
小川 未明
小川 未明의 『お話の木』を主宰するに当たりて宣言す(『おはなしのき』をしゅさいするにあたりてせんげんす)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 1,489자 · 3화면
文化への冒涜でなければならぬのであります。
独り雑誌だけでなく、児童作家にしても彼等は、児童に対する深い愛がなければならぬものです。それには、真に児童を知ることなくして、愛の生じよう筈がない。作家は、先ず須らく児童の実生活を認識しなければならぬのです。
今日の子供は、決して昨日の子供ではない。少しく留意するなら、児童等の常識が、いつしか時代と共に変遷したる事実について看取するでありましょう。それにもかかわらず、童話文学の現状は何うであろうか。
子供達は、既に何等琴線に触れることなき、勧善懲悪式の古いお伽噺から離脱してしまったけれど、まだこれに代わるべき、美しき鮮彩な夢を持たずにいます。しかも、科学万能な時代に於いて、新しき夢幻を創造することは、容易とはいわれない。独り文学の力に待たなければならぬのであります。
ここに童話文学の使命がある。そして、芸術としての童話こそ、常に児童の心をして、善美、高尚、純粋なるものに憧憬せしめ、もって明朗なる人間性を養い、道理の弁別について過たず、よく自己の行為を反省せしむるに足るものです。
故に、童話がこの為には、取り分け最も多感にして、空想的なる十歳前後の子供達との親しき関聯を保ち、彼等の発達期に於ける情操教化に費するところがなければなりません。