후리가나로 읽는 일본 고전
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かんかんむし
かんかん虫
有島 武郎
有島 武郎의 かんかん虫(かんかんむし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 11,483자 · 23화면
私は立った儘大運搬船の上を見廻して見た。
寂然して溢れる計り坐ったり立ったりして居るのが皆んなかんかん虫の手合いである。其の間に白帽白衣の警官が立ち交って、戒め顔に佩劔を撫で廻して居る。舳に眼をやるとイフヒムが居た。とぐろを巻いた大繩の上に腰を下して、両手を後方で組み合せて、頭をよせかけたまま眠って居るらしい。ヤコフ・イリイッチはと見ると一人おいた私の隣りに大きく胡坐をかいてくわえ煙管をぱくぱくやって居た。
へん、大袈裟な真似をしやがって、
と云う声がしたので、見ると大黒帽の上から三角布で頬被りをした男が、不平相にあたりを見廻して居たが、一人の巡査が彼を見おろして居るのに気が附くと、しげしげそれを見返して、唾でも吐き出す様に、
畜生。
と云って、穢らわし相に下を向いて仕舞った。
(一九〇六年於米国華盛頓府、一九一〇年十月「白樺」)