후리가나로 읽는 일본 고전
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けすとえくえろ
けすとえくえろ
妹尾 アキ夫
妹尾 アキ夫의 けすとえくえろ을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 2,271자 · 5화면
歌劇はスカラ座に於てでさえ客足を断とうとしている。小説の全盛期は十九世紀から二十世紀の初めで、今では小説、トーキー共立の形が、やがてトーキー、ラジオ、テレヴィジョンその他の未知のものに蚕食せられるだろう。
探偵物は芸術でないと云う人があるぐらいだから、トーキーが芸術でないと云う人も沢山あるだろうが、やがて小説が死んで、トーキーが暴威を振い出した時、誰がそこにトーキーの芸術を発見しないで置こう。
芸術の形式は時代とともに変りつつある。恐らくもうロシアからは「死せる魂」や「オブロモフ」のような悠長な小説は永久に生れないだろう。昔のままの文芸の概念を持ってまわるのは死人の屍体を抱いていると同じだ。
イギリスとアメリカの文芸は、二三十年前とは可なり内容が変って来た。純文芸と大衆文芸との区別はまったく見ることが出来ない。そしてその主流は、出版の数の上から云っても、多く愛読されると云う点から云っても、犯罪小説、探偵小説、その他のシュリラーが中心になっている。われわれ日本人は二三十年前にロシア文学の中毒にかかったために、文芸というものについて今でも囚われた概念をもっているけれど、公平に現実を正視したら、英米の文芸の主潮が変ったことを、認めずにいられぬだろう。