후리가나로 읽는 일본 고전
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こわれたかがみ
こわれた鏡
宮本 百合子
宮本 百合子의 こわれた鏡(こわれたかがみ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 2,474자 · 5화면
現実に対する洞察、理解、働きかけが、外見は全く同一のような二つの本質的に異る現象に対して正当な客観的評価を失ったとしたら、その結果は事実のありようを全然取りちがえることになる。卑近な例をとってここに一人熱を出してねている人があるとする。ところがその熱が或る日急に下った。さてこの現象は大いに慶賀してよいことなのだろうか、或は非常に警戒しなければならないことなのだろうか。
この場合、その答えを決定するのは、誰にも明らかな通りその熱の本質である。肺炎から出ていた熱ならば、ああ、それが下ったということは実にめでたい。しかし、もしその熱は、はしかのものだとしたら? 結果は全く反対の憂慮すべきことである。
ジイドも、彼の細君の発熱についてはそういう本質の差を知っており、又当然知ろうとするであろうのに、芸術家の死命を制する人間的叡智の根源において、歴史の相貌の質的相異の知覚を失っているばかりか、それを自ら恐怖しもしないというのは、何という憤ろしい一つの喜劇であるだろう。
ジイドは、ソヴェトに対して抱いていた自分の信頼、称讚、喜悦をかくも深刻に痛ましく幻滅の悲哀に陥れ、労働者を欺いている者はソヴェトの一部の特権者と無能な国内・国外の阿諛者達であるとしている。