후리가나로 읽는 일본 고전
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さぶ
さぶ
山本 周五郎
山本 周五郎의 さぶ을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 210,521자 · 415화면
「きさまは癪に障る野郎だ」と松田はくいしばった歯のあいだから云った、「せっかくこのおれが、――ええいくだらねえ」彼は足踏みをして喚いた、「いいからうせやがれ」
栄二は長屋へ帰った。
もっこ部屋の人足たちは、みな栄二にいちもくおくようになった。次郎吉の六は栄二の眼につくことを恐れ、部屋にいるときはもちろん、仕事場がいっしょになりでもすると、できる限り栄二からはなれようとするし、いつも肩腰をちぢめているというふうにみえた。――これらの中で一人、若い小頭の才次だけはそうではなかった。彼はあからさまな反感を栄二に示し、仕事の割振りにも、仕事をしているときでも、栄二にだけ特にきびしく当った。その眼つきや態度には、「さあどうだ、これでもねをあげないか」という意味が露骨にあらわれていた。
周囲のこういう変化に対して、栄二はなんの反応も示さなかった。女衒の六にも二度と眼を向けず、誰とも口をきかず、自分の中へ固く閉じこもっていた。才次がどんな意地の悪いことをしても、決して反抗するようなことはなかったが、それは屈服しているのではなく、無視しているのだというようすが誰にでもわかった。