일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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さぶ

さぶ

山本 周五郎

山本 周五郎의 さぶ을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 210,521자 · 415화면

아오조라 문고

人足たちの住む仮小舎を建て、灰焼場を建て、役所の建物を修繕したあとも、土入れと地形は続けられたし、南の浜の崩れた石垣を築き直すには、もっと暇がかかりそうであった。

九月一日の休みに、栄二とこぶの清七が役所へ呼ばれ、それぞれ一貫文の褒美を貰った。暴風の夜、総崩れになった人足たちを抑え、無事にかれらを避難させたうえ、七十余人にすすんで、島を守るため残るきっかけを与えた、という二つの件を褒められたのである。栄二は辞退した。あれは清七の手柄であって、自分はあとから彼のまねをしただけだと云った。

「奉行は見ていたのだ」と成島治右衛門は穏やかに頬笑みながら云った、「――初めの功は正しく清七のものだ、清七の振りあげた掛矢が、崩れたったあの人数の足を止めた、そして、続くそのほうの説得があればこそ事がうまくいったのだ、清七の掛矢だけでは、死の恐怖で動顛したあの人数を抑えきることはできない、力に対しては必ず力が動きだし、避難するまえに死傷者が出たであろう」

清七の力と栄二の知恵と、この二つであの騒ぎが抑えられたのだ、と奉行は云った。

「お口返しをするようですが」と栄二は顔をあげて云った、「それはお奉行さまがそうお考えになったことで、私の考えではございません、私はただ清七のまねをしただけですから、御褒美をいただくのはお断わり申し