후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
さぶ
さぶ
山本 周五郎
山本 周五郎의 さぶ을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 210,521자 · 415화면
そのうえ面白いのは、おれが全体の見積りを出すと、さぬき屋の旦那はそれに五割増してくれた。おまえさんの見積りが気にいった、費用が見積りを越すようなら遠慮なくそう云ってくれってさ、いまどきこんな客はあるもんじゃねえぜ、と栄二は云った。
それからふと、自分が饒舌りすぎていることに気づくと、急に口をつぐんで、さぶはどうした、そうきこうとしたとき、表の格子があいてさぶの声が聞えた。あがれよと栄二が云い、はいって来たさぶを見ると、めくら縞の着物に木綿の千筋の羽折を重ね、あたまも結い直してあった。
「坐れよ」栄二はなにも眼につかないようすで云った、「江ノ島の仕事がきまったぜ」
そして、箪笥から胴巻を取出して来、坐ったさぶの前へ押しやった。
「半金の三十五両だ」と栄二は云った、「尤も手付けに五両貰ってるから、残りは三十両ということになるがね」
「すると」さぶは唇を舐めた、「すると、七十両の仕事か」
「仕上りによっては五割増しになる、が、まあそいつは当てにしないことにしよう」
「おどろいたな、さすがに栄ちゃんだな」とさぶは吃りながら云った、「おらなんざ、いつもでき合いの駄仕事にしきゃ当らねえのに、やっぱり腕のあるなしじゃあ人間の格が違うんだなあ」