후리가나로 읽는 일본 고전
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それから
それから
夏目 漱石의 それから을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 172,794자 · 347화면
座敷はまだ掃除が出来ているか、いないかであったが、自分で飛び出す必要もないと思ったから、急ぎもせずに、いつもの通り、髪を分けて剃を中て、悠々と茶の間へ帰った。そこではさすがにゆっくりと膳につく気も出なかった。立ちながら紅茶を一杯啜って、タオルで一寸口髭を摩って、それを、其所へ放り出すと、すぐ客間へ出て、
「やあ兄さん」と挨拶をした。兄は例の如く、色の濃い葉巻の、火の消えたのを、指の股に挟んで、平然として代助の新聞を読んでいた。代助の顔を見るや否や、
「この室は大変好い香がする様だが、御前の頭かい」と聞いた。
「僕の頭の見える前からでしょう」と答えて、昨夜の香水の事を話した。兄は、落ち付いて、
「ははあ、大分洒落た事をやるな」と云った。
兄は滅多に代助の所へ来た事のない男であった。たまに来れば必ず来なくってならない用事を持っていた。そうして、用を済ますとさっさと帰って行った。今日も何事か起ったに違ないと代助は考えた。そうして、それは昨日誠太郎を好加減に胡魔化して返した反響だろうと想像した。五六分雑談をしているうちに、兄はとうとうこう云い出した。
「昨夕誠太郎が帰って来て、叔父さんは明日から旅行するって云う話だから、出て来た」