후리가나로 읽는 일본 고전
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それから
それから
夏目 漱石의 それから을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 172,794자 · 347화면
白粉草が垣根の傍で花を着けた。手水鉢の蔭に生えた秋海棠の葉が著るしく大きくなった。梅雨は漸く晴れて、昼は雲の峰の世界となった。強い日は大きな空を透き通す程焼いて、空一杯の熱を地上に射り付ける天気となった。
代助は夜に入って頭の上の星ばかり眺めていた。朝は書斎に這入った。二三日は朝から蝉の声が聞える様になった。風呂場へ行って、度々頭を冷した。すると門野がもう好い時分だと思って、
「どうも非常な暑さですな」と云って、這入って来た。代助はこう云う上の空の生活を二日程送った。三日目の日盛に、彼は書斎の中から、ぎらぎらする空の色を見詰めて、上から吐き下すの息を嗅いだ時に、非常に恐ろしくなった。それは彼の精神がこの猛烈なる気候から永久の変化を受けつつあると考えた為であった。
三千代はこの暑を冒して前日の約を履んだ。代助は女の声を聞き付けた時、自分で玄関まで飛び出した。三千代は傘をつぼめて、風呂敷包を抱えて、格子の外に立っていた。不断着のまま宅を出たと見えて、質素な白地の浴衣の袂から手帛を出し掛けた所であった。代助はその姿を一目見た時、運命が三千代の未来を切り抜いて、意地悪く自分の眼の前に持って来た様に感じた。