후리가나로 읽는 일본 고전
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それから
それから
夏目 漱石의 それから을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 172,794자 · 347화면
代助は席に着いたまま、安からぬ眼を空に据えて、頭の中で何か捜す様に見えた。が、急に起った。
「平岡が来たら、すぐ帰るからって、少し待たして置いてくれ」と門野に云い置いて表へ出た。強い日が正面から射竦める様な勢で、代助の顔を打った。代助は歩きながら絶えず眼と眉を動かした。牛込見附を這入って、飯田町を抜けて、九段坂下へ出て、昨日寄った古本屋まで来て、
「昨日不要の本を取りに来てくれと頼んで置いたが、少し都合があって見合せる事にしたから、その積りで」と断った。帰りには、暑さが余り酷かったので、電車で飯田橋へ回って、それから揚場を筋違に毘沙門前へ出た。
家の前には車が一台下りていた。玄関には靴が揃えてあった。代助は門野の注意を待たないで、平岡の来ている事を悟った。汗を拭いて、着物を洗い立ての浴衣に改めて、座敷へ出た。
「いや、御使で」と平岡が云った。やはり洋服を着て、蒸される様に扇を使った。
「どうも暑い所を」と代助も自から表立た言葉遣をしなければならなかった。
二人はしばらく時候の話をした。代助はすぐ三千代の様子を聞いてみたかった。然しそれがどう云うものか聞き悪かった。