일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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それから

それから

夏目 漱石

夏目 漱石의 それから을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 172,794자 · 347화면

아오조라 문고

と平岡は頭を抑えていた。

「では云う。三千代さんをくれないか」と思い切った調子に出た。

平岡は頭から手を離して、肱を棒の様に洋卓の上に倒した。同時に、

「うん遣ろう」と云った。そうして代助が返事をし得ないうちに、又繰り返した。

「遣る。遣るが、今は遣れない。僕は君の推察通りそれ程三千代を愛していなかったかも知れない。けれども悪んじゃいなかった。三千代は今病気だ。しかも余り軽い方じゃない。寐ている病人を君に遣るのは厭だ。病気が癒るまで君に遣れないとすれば、それまでは僕が夫だから、夫として看護する責任がある」

「僕は君に詫った。三千代さんも君に詫まっている。君から云えば二人とも、不埒な奴には相違ないが、――幾何詫まっても勘弁出来んかも知れないが、――何しろ病気をして寐ているんだから」

「それは分っている。本人の病気に付け込んで僕が意趣晴らしに、虐待するとでも思ってるんだろうが、僕だって、まさか」

代助は平岡の言葉を信じた。そうして腹の中で平岡に感謝した。平岡は次にこう云った。

「僕は今日の事がある以上は、世間的の夫の立場からして、もう君と交際する訳には行かない。