일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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それから

それから

夏目 漱石

夏目 漱石의 それから을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 172,794자 · 347화면

아오조라 문고

濃い眉の下に眼の皮が弛んで見える。髭は真白と云わんよりは、寧ろ黄色である。そうして、話をするときに相手の膝頭と顔とを半々に見較べる癖がある。その時の眼の動かし方で、白眼が一寸ちらついて、相手に妙な心持をさせる。

老人は今こんな事を云っている。――

「そう人間は自分だけを考えるべきではない。世の中もある。国家もある。少しは人の為に何かしなくっては心持のわるいものだ。御前だって、そう、ぶらぶらしていて心持の好い筈はなかろう。そりゃ、下等社会の無教育のものなら格別だが、最高の教育を受けたものが、決して遊んでいて面白い理由がない。学んだものは、実地に応用して始めて趣味が出るものだからな」

「そうです」と代助は答えている。親爺から説法されるたんびに、代助は返答に窮するから好加減な事を云う習慣になっている。代助に云わせると、親爺の考えは、万事中途半端に、或物を独り勝手に断定してから出立するんだから、毫も根本的の意義を有していない。しかのみならず、今利他本位でやってるかと思うと、何時の間にか利己本位に変っている。言葉だけは滾々として、勿体らしく出るが、要するに端倪すべからざる空談である。