후리가나로 읽는 일본 고전
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『てっぽうさへいじ』ついでにもひとつ
たそがれの人間 佐藤春夫怪異小品集【底本画像有】
佐藤 春夫
佐藤 春夫의 たそがれの人間 佐藤春夫怪異小品集【底本画像有】(『てっぽうさへいじ』ついでにもひとつ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 23,182자 · 48화면
その歌詞というのは例えば次の如し――
むらさき深く
暮れなやむ
春の夕べの
かなしみを
我ならずして
誰れか知る
――星の数
タラン、タラン。
そうしてコメットXたるものの衣裳は勿論、そのチョッキには金で星や箒星や三日月を縫い、燕尾服でシルクハットでなくてはならないというのでした。そうして聞けば彼はもうシルクハットは手に入れてあるそうで、それは上からおさえると板のようにつぶれるシルクハット――つまりオペラハットだそうです。(道玄坂の夜店で十五銭だったことはあとから聞いたのです。)彼は自分の空想をどこまで実現するつもりなのか、今度はギタアを手に入れました。――わたしは見たことはありませんでしたが、それを手に入れて友達のところへ預けてあって、その友達は音楽が出来るからそこでそれを習うという話でした。
「一つ、よろしくやってくれ給え」
わたしは、そんなことには別に興味をもってやらないという表現には、いつもそういうのが常なのです。
彼とわたしとのいた前の家は解散することになってしまって、わたしはその機会にかねて考えていた上海への旅行をすることにしました。わがコメットXは当然どこかへ下宿をしなければならないわけなのです。