후리가나로 읽는 일본 고전
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だいこん
だいこん
久生 十蘭
久生 十蘭의 だいこん을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 153,732자 · 303화면
あたしがおそるおそるたずねた。
「フレッドさん、あたしがあなたを抱擁したことが、アメリカの新聞に載るようなことはないだろうね」
フレッドさんがあたしの顔をじろじろと見てそれからいった。
「まずあるまいね。とても考えられないよ」
そのいいかたがあたしの癇にさわった。
「考えられないかね。へえ、おどろいたな」
あたしの癇に頓着なく、フレッドさんはうれしそうにいった。
「これでシマノはすんだ。パリ時代の馬鹿な連中に Bon jour をいってやろう。クラブの電話はカマキューラの三六番だったな」
「よく知ってるね」
「おれは心理作戦部というところにいるんだよ」
「そうだったね。でもカマキューラなんてところ日本にないな。交換台に叱られるからよしなさい。あたしが呼びだしてあげる」
クラブへ電話をかけると詫間が出てきた。
「いまそこに誰と誰がいるの」
「島野少佐がおなくなりになったというしらせがさっき司令部からございまして、いまみなさまがお集りになっていらっしゃいます。どなたに」
弱ったというのはこのことだ。六右衛門さんは正直だから、そんなところへ電話をかけたら、なにもかもいってしまうにちがいない。