후리가나로 읽는 일본 고전
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だいこん
だいこん
久生 十蘭
久生 十蘭의 だいこん을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 153,732자 · 303화면
これでもう二十六回目だ。その話なら聞きあきたよ」
「こんどこそほんとうなの。それで今夜の十二時にラジオで降伏の申入れをするんですけど、もう手遅れなんです。連合国は日本国民を抹殺することに相談をきめて、〈抹殺宣言〉の原子爆弾を今夜の八時から十時までの間に世田谷へ落すんだって。次の汽車で長崎へ逃げましょう。切符は買ってあります」
すごいことになったもんだ。あたしがおおあわてにたずねた。
「たいへんだ。長崎へ行って、それからさきどこへ逃げるの」
なにがお気にさわったのか、桜会はだしぬけに怒りだして、
「失礼ね。あなたみたいな馬鹿なひと、原子爆弾でふッ飛ばされてしまうといいわ」
とプンプンしながら帰って行った。
桜会の咲子さまは、池の魚のあばれかたで丹那の地震を言いあてた地震学者のお嬢さんだから、また鯰のご神託でも受けたのだろうが、どこに手ちがいがあったのかその日は空襲さえお休みで、ひと晩じゅう耳鳴りがするほどしずかだった。
フランスが独逸と伊太利へ休戦の申し入れをした六月十七日の放送で、八十一歳のペタン老首相が〈戦争をやめるようにつとめてみなくてはならない〉というべきところを、原稿の tenter de(つとめてみる)という言葉を読みおとして〈戦争をやめなくてはならない〉と放送したので、孤立した陣地で英雄的な抵抗を