후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
ちいさこべ
ちいさこべ
山本 周五郎
山本 周五郎의 ちいさこべ을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 33,480자 · 67화면
おりつも酒や肴をはこんだりさげたりするだけで、少しも席におちついていず、しぜん話をする機会もなかった。そのため子供たちのことはすっかり忘れていたのであるが、その騒ぎで眼をさますと、いきなりはね起き、障子をあけて「うるせえ」とどなった。
そこは板敷で、うすべりを敷いた上に、夜具を並べて寝るようになっている。切り窓の障子が明るんでいて、隅のほうにくろが一人、掛け蒲団を頭までかぶって寝ており、まん中の広いところでは、十幾人かの子供たちが、もちゃくちゃにした夜具の上で暴れていた。
高いどなり声と、茂次の姿を見て、子供たちは組打ちをやめ、ぴたっと沈黙した。
「原っぱじゃあねえ、静かにしろ」と茂次はまたどなった。
そこへ、向うの障子をあけて、前掛で手を拭きながら、おりつが出て来た。頭に手拭をかぶり、襷を掛けていて、茂次に目礼しながら、子供たちを叱った。茂次は子供たちを見た。十三歳くらいになるのが一人、小さいほうは五つくらいだろう、数えてみると十二人いた。
「話があるから来てくれ」と茂次がおりつに云い、そしてくろに向ってどなった、「いつまで寝ているんだくろ、起きろ」