일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ちいさこべ

ちいさこべ

山本 周五郎

山本 周五郎의 ちいさこべ을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 33,480자 · 67화면

아오조라 문고

三人は頭を垂れた。

「これこれの家を建てますと請負ったら、約定どおり家を建てて、普請ぬしに引渡すのが棟梁の仕事だ」と茂次は云った、「こっちが手詰りになったからといって途中であやまるなんてまねは、おやじは一遍だってやったこたあありゃあしねえ、おれはまだ若ぞうだがおやじの伜だ、べらぼうめ、このくらいのこって音をあげてたまるか」

そしてすぐに、「ついでだから云っておこう」と調子を変え、高輪やあべ川町、同業なかまから町内の義理づきあいを断ったのは、単にかた意地ではなく、みんなの厄介になりたくないためである、と云った。「大留」時代の古い関係をそのまま続けていれば、かれらは義理でも助力しなくてはなるまい。それはかれらにとっても軽い負担ではないだろうし、こっちにとっては一生の荷になる。他人の助力で立ち直るなどということは、死んだおやじもよろこぶまいし、自分たちだって恥ずかしい。つきあいを断わったのはこういうわけだから、覚えていてくれ、と茂次は云った。

三人は顔を見あわせた。かれらの顔はいま冷たい水で洗ったばかりのような、すがすがしい色をしており、藤造は微笑さえうかべていた。