후리가나로 읽는 일본 고전
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ちいさこべ
ちいさこべ
山本 周五郎
山本 周五郎의 ちいさこべ을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 33,480자 · 67화면
の看板が、どこでも五百両のかたになる、と信じきっているような口ぶりであった。
「いいだろう、御用立てしましょう」と久兵衛は云った、「だが茂次さん、この金には利息が付きますよ」
「もちろんそのつもりです」
久兵衛は立っていった。
明くる朝、助二郎が出て来ると、茂次は五百両の金を渡し、二人で必要な入費の割振りをした。そして大六が来るとすぐに、吉川町の手配をするように云い、自分は二百両持って、木場の「和七」へでかけていった。こうして三日後には吉川町の再普請を始めたが、それから十日あまり、茂次は弁当持ちで普請場へゆき、手が足りないとみると自分でも鑿や鉋を持ったし、材木を動かすのに肩を貸したりした。また、このあいだに倉太と銀二の法事もやった。ほんのかたちだけの七十五日だったが、二人の親たちを招き、精進料理で酒を出し、経料として二両ずつ包んで渡した。――茂次は二人を自分の両親と共死にさせたことを詫び、かれらはまた、親方の葬式も済まないのに自分たちの伜の法事をしてもらったことをよろこび、くり返し礼を述べた。
その夜のことであるが、夜具をのべに来たおりつが、ひどくつんけんしているし、顔も蒼白く硬ばってみえるので、茂次は不審に思い、どうしたのか、と訊いた。