후리가나로 읽는 일본 고전
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しゅんきんしょう
ちくま日本文学014 谷崎潤一郎
谷崎 潤一郎
谷崎 潤一郎의 ちくま日本文学014 谷崎潤一郎(しゅんきんしょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 85,196자 · 169화면
私たちがこの巻物を読む間、主人は一言の説明を加えるでもなく、黙って畏まっているだけであった。が、心中何の疑いもなく、父祖伝来のこの記事の内容を頭から盲信しているらしい顔つきである。「その、上人がお歌を書かれた振袖はどうされましたか」と尋ねると、先祖の時代に、静の菩提を弔うために村の西生寺と云う寺へ寄附したが、今は誰の手に渡ったか、寺にもなくなってしまったとのこと。太刀、脇差、靱等を手に取って見るのに、相当年代の立ったものらしく、殊に靱はぼろぼろにいたんでいるけれども、私たちに鑑定の出来る性質のものではない。問題の初音の鼓は、皮はなくて、ただ胴ばかりが桐の箱に収まっていた。これもよくは分らないが、漆が比較的新しいようで、蒔絵の模様などもなく、見たところ何の奇もない黒無地の胴である。もっとも木地は古いようだから、あるいはいつの代かに塗り替えたものかも知れない。「さあそんなことかも存じませぬ」と、主人は一向無関心な返答をする。
外に、屋根と扉の附いた厳めしい形の位牌が二基ある。一つの扉には葵の紋があって、中に「贈正一位大相国公尊儀」と刻し、もう一つの方は梅鉢の紋で、中央に「帰真 松誉貞玉信女霊位」