후리가나로 읽는 일본 고전
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つばくろ
つばくろ
山本 周五郎
山本 周五郎의 つばくろ을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 21,987자 · 44화면
「ほんとよたあさま、いやっちゃい、ちばめがおちかけたのよ、早くよ、ねえかあかん」
「よしよしわかった」高雄は子供に笑いかけて頷ずいた、――「父さまはいま御用があるから、母さんと先にいっておいで、あとからすぐにゆくよ」
おいちはとびたつように立った。まるで囚われた者が解放されたように、大助を抱きあげて小走りに出ていった。
高雄は窓のほうへ向きなおり、机へ片手を投げだしながら溜息をついた。ふしぎなことに彼自身も救われたような気持だった、それは不決断でありみれんであるかもしれない、単に時間を延ばしたにすぎないのであるが、彼はほっとして、もう少し待ってみようと思った。――人間はみなそれぞれの過去をもっている、ただ現在の事実だけで責任を問うわけにはいかない、男女関係は特に微妙なのだ、もう少しようすをみていよう、こう考えたのであった。
おいちはまもなく戻って来た。大助を抱いたまま、廊下からおずおずと云った。
「脇玄関の中へ燕が巣をかけましたの、払わなければいけませんでしょうか」
「そのままでいいだろう」高雄はこう云いながら、振返って子供を見た、「――そうか、おちというのはお巣のことだったのか、大さんの云うことはわからないねえ」