후리가나로 읽는 일본 고전
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つゆのあとさき
つゆのあとさき
永井 荷風
永井 荷風의 つゆのあとさき을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 74,725자 · 148화면
君江は小学校の友達の中で、一時牛込の芸者になり、一年たつかたたぬ中身受をされて、人の妾になっていた京子という女と絶えず往来をしていたので、田舎者の女房などになる気はなく、家を逃げ出してそのまま京子の家に厄介になった。田舎から迎いの人が来て、二、三度連れ戻されてもまたすぐ飛出す始末。親たちも困りぬいて、君江の我儘を通させ銀行か会社の事務員になる事を許した。
君江は京子の旦那になっている川島という人の世話で、間もなく或保険会社に雇われたものの、これは一時実家へ対しての申訳に過ぎないので、半年とはつづかず、その後はぶらぶら京子の家に遊んで日を暮している中、突然京子の旦那は会社の金を遣込んだ事が露見して検事局へ送られる。京子は芸者に出ていた頃のお客をそのまま妾宅へ引込み、それでも足りない時は知合いの待合や結婚媒介所を歩き廻って、結句何不自由もなく日を送っているのを、傍で見ている君江もいつかこれをよい事にしてその仲間にはいった。しかし何分にもその筋の検挙がおそろしいので、京子はもとの芸者になろうと言出す。君江もともども芸者はどんなものか一度はなって見たいと思いながら、鑑札を受ける時所轄の警察署から実家へ問合せの手続をする規定のある事を知って、やむことをえず女給になった。