후리가나로 읽는 일본 고전
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とびよなけ
とびよ鳴け
小川 未明
小川 未明의 とびよ鳴け(とびよなけ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 5,471자 · 12화면
紅いたすきをかけた、出征兵は、正しく、つつましく、立って、みんなの厚意に感謝していました。それは、徳蔵さんが、送られたときの姿を思い出させます。まったく同じでありました。徳蔵さんはこうして送られていったが、それぎり帰ってこなかったのです。
そう考えると、熱い涙が、目の中からわいてきました。いつのまにか、この人と徳蔵さんとが、同じ人になってしまって、限りない悲壮な感じが抱かれたのであります。
辰一は、のども破れよとばかりに、大声を上げて、万歳を三たび唱えたのでした。
彼は、帰りに、もう一度空き地へ立ち寄ってみました。先刻たこを上げていた子供たちは、どこへいったか、姿が見えなかったのです。寒い風が、荒涼とした広場を吹いていました。辰一は、支那の戦場の景色を空想しました。また戦死した徳蔵さんを思い出しました。
足もとの瓦の破片を拾い上げると、力いっぱい大空に向かって投げました。
高い、高い空に、とびが、町を見下ろしながら舞っていました。
自分が少年飛行家であったら、飛行機に乗って、ああやって敵軍を爆撃するのだ。
「とび、とび! 大きな声で鳴いてくれ!」