후리가나로 읽는 일본 고전
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とむらいきかんしゃ
とむらい機関車
大阪 圭吉
大阪 圭吉의 とむらい機関車(とむらいきかんしゃ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 186,729자 · 371화면
「炭車の尻につけていました」
「するとその安全燈の光りは、枠に遮切られて前のほうを照らさずに、炭車の尻の地面ばかりを照らしていたわけだな……お前は、走っている炭車をそのまま投げ出して峯吉へ飛びついたと云ったが、それではその峯吉の前へ炭車が行くまで、安全燈の光りは峯吉の顔を照らさなかったわけだし、峯吉の前を炭車が走り去って炭車の尻につけた安全燈の光りが始めて峯吉に当った時には、峯吉の体は光りを背に受けて影になって浮上るではないか。どうしてお前はそれが峯吉だったと見ることが出来たのだ?」
「……」
お品は訳の分らぬ顔をして、俯向いてしまった。が、その顔には隠し切れぬ不安が漲っていた。技師は係長へ向き直った。
「もう、私の考えていることが、いや、こうよりほかに考えざるを得ないことが、大体お判りになったでしょう……つまり、峯吉は、あの発火の時に、てんから坑内には入っていなかったのですよ」
「待ち給え」係長が遮切った。「すると君は、この女が闇の中で抱きついた男と云うのは、峯吉ではなかったと云うんだな?」
「そうです。峯吉は外にも中にもいなかったのですから、いやでもそう云うことになるではありませんか」