후리가나로 읽는 일본 고전
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とむらいきかんしゃ
とむらい機関車
大阪 圭吉
大阪 圭吉의 とむらい機関車(とむらいきかんしゃ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 186,729자 · 371화면
それを、いま密林へ逃げ込んで行った男が消したわけさ」
「追っ駈けて捕えよう」
私は思わずいきまいた。
「もう駄目だよ。こんな勝手の知れない山の中では、僕等の負けにきまってる」
「ふん……じゃあ怪しい奴は、まだうろうろしてたんだな」
私は口惜しそうに云った。
「そんなことはきまってるさ」
と東屋氏は、それから意外なことを云った。
「君は、深谷氏を殺した男達が、外部から来たと思っているのかい?」
全く私は、先程の秤の実験に失敗してから、今更深谷氏の妙な独言を思い直して、深谷氏の恐れていたのは黒塚ではなく、全く別の、外部から来た男だと考え始めていた矢先きだったので、東屋氏のこの言葉には少からず驚いた。
「そりゃあ僕だって」と東屋氏は笑いながら、「君と同じように、黒塚と洋吉を臭いなと思ったが、先刻のあの実験に失敗してからは、どうやら犯人は我々の知らない全々別の外部の者だな、と思っていたさ。けれども、いまはもう違う。何故って、この消された足跡を見給え。もしも犯人が外部の者だったなら、何故僕達が鳥喰崎へ来ることを早くも知ったり、足跡を消したりなぞしたんだ。……犯人は、間違いもなく、深谷家に現在いる人々の中にある」