후리가나로 읽는 일본 고전
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なつかしいなかま
なつかしい仲間
宮本 百合子
宮本 百合子의 なつかしい仲間(なつかしいなかま)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 4,477자 · 9화면
それからまたおけいちゃんの姿が久しく見えなくなってしまった。その間にどの位の時がへだてられたか今思い出せないけれど、その次に会ったときのおけいちゃんは、下谷の芸者であった。白い縞の博多の半幅帯をちょっとしめて、襟のかかったふだん着に素足で、髪もくるくるとまいたままで、うちへ来てくれた。私より一つ年下のおけいちゃんだが、そのときは何と年上のひとのようであったろう。両方で懐しさときまりわるさが交々であった。池の畔あたりを一緒に歩いて別れた。
二年ほど経ったとき、父が突然、お前の仲よしで芸者になった人とは何という名かい、ときいた。小菊と云う名よ、と答えた。じゃあ、やっぱりその子かも知れない、と、下谷の若い評判のいい小菊という芸者が、日本で指折りの或る富豪の世話をうけることになったという噂をきかせた。
おけいちゃんについて噂をきいたのもそれが最後で、きょうまでの月日が流れた。今の私には、おとなしい縹緻よしでものも出来たおけいちゃんが、呑口つくりの娘としてめぐり会わなければならなかった境遇というものを沁々と思いやることが出来る。本当に、今はどうしているだろう。