일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ひとでなし

ひとでなし

山本 周五郎

山本 周五郎의 ひとでなし을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 18,484자 · 38화면

아오조라 문고

つもりになった、自分があのうちの勝手へ忍びこんだのはそのためだ、と男は云った。

「勝手へ忍びこんだのは、旦那の帰るのを待つためだったが」と吉次は続けた、「二人の話を聞いていて、あの人の云うことを聞いて、あっしは気持が変ったんです、――あんな悪党のことを可哀そうな人って、旦那のようないい方にあいそづかしみたようなことを云ってまで、あの人でなしの畜生の肩を持った、泥まみれ、傷だらけになった、可哀そうな人だって、――旦那、あっしも兇状持ちだ、まともなことの云える人間じゃあねえが、おようさんのような人を、これ以上いためるなんてこたあできません、おねげえだ、旦那、あの人をごしんぞにしてやっておくんなさい、力造のほうは片をつけます、野郎はあっしが片づけるから、どうかおようさんのことを頼みます」

吉次という男は二度も三度も頭をさげ、そうしながら、手の甲で眼を拭いた。

「わかりました、おようのことは引受けます」と康二郎が云った、「今夜のようなことがあったからすぐにとはいかないでしょう、あの店をもう少しやらせて、あれの気がしずまったら津ノ正へいれる