후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
ふもれすく
ふもれすく
辻 潤
辻 潤의 ふもれすく을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 18,833자 · 37화면
恋愛は複雑微妙だから、それを方程式にして示すことは出来ないが、今考えると僕らのその時の恋愛はさ程ロマンティックなものでもなく、また純な自然なものでもなかったようだ。
それどころではなく僕はその頃、Y――のある酒屋の娘さんに惚れていたのだ。そしてその娘さんも僕にかなり惚れていた。僕はその人に手紙を書くことをこよなき喜びとしていた。至極江戸前女で、緋鹿の子の手柄をかけていいわたに結った、黒エリをかけた下町ッ子のチャキチャキだった。鏡花の愛読者で、その人との恋の方が遙かにロマンティックなものだった。この人の話をしていると、野枝さんの方がお留守になるから、残念ながら割愛して他日の機会に譲るが、とにかく僕はその人とたしかに恋をしていたのだ。だから、僕はとうとうその人の手を握ることをさえしないで別れてしまった。僕はその人のことを考えてその人を幸福にしてやる自信を持たなかったのだ。
僕は野枝さんから惚れられていたといった方が適切だったかも知れない。眉目シュウレイとまではいかないまでも、女学校の若き独身の英語の教師などというものはとかく危険な境遇におかれがちだ。