일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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まちがい

まちがい

宮本 百合子

宮本 百合子의 まちがい을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 1,518자 · 3화면

아오조라 문고

その頃なら私が知らないその旭町とかに私の著物が運ばれてゆくこともあり得たのであった。でも、利子どの位なの? 七十五銭て書いてあるわ。七十五銭? たった? じゃ変だわ。上落合にいたのは四年も前よ、だもの――変だ、四年にそれだけってことはないし……段々正気づいて来て私は、それは人ちがいに相異ない、と初めて確りした声を出した。四年の間待っているというようなことはあり得ないのだからね。と断言した。それにしても滅多にない姓が同じで、栄さんという名まで添っているというのは何と珍しいことだろう。じゃそこに電話あるんでしょう? 一寸かけてね、間違って回送されて来たから、明日は待って上げてくれ、と云っておいてお上げなさいよ。ええそうしましょう、でも、何て妙なんでしょう。いかにも妙な気がするらしく、ぼんやりとひっぱって云って、じゃ、さようならとそれで電話はきれた。

裏の小道を生垣沿いにかえりながら、私は何となしひとり笑えて来た。咄嗟に、自分のことにひきつけてあわてたような気持になったのが如何にも女房くさくて我ながら滑稽なのであった。

三四日してから、或る友達のところへ行ったら、主人は留守で子供もいず、がらんとした茶の間に栄さんがそこの七十のお婆さんと坐っていた。