후리가나로 읽는 일본 고전
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みさごのすし
みさごの鮨
泉 鏡花
泉 鏡花의 みさごの鮨(みさごのすし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 23,198자 · 47화면
先刻も一度その(北国一)を大声で称えて、裾短な脛を太く、臀を振って、ひょいと踊るように次の室の入口を隔てた古い金屏風の陰へ飛出して行ったのがこの女中らしい。
ところでその金屏風の絵が、極彩色の狩野の何某在銘で、玄宗皇帝が同じ榻子に、楊貴妃ともたれ合って、笛を吹いている処だから余程可笑しい。
それは次のような場合であった。
客が、加賀国山代温泉のこの近江屋へ着いたのは、当日午少し下る頃だった。玄関へ立つと、面長で、柔和かなちっとも気取っけのない四十ぐらいな――後で聞くと主人だそうで――質素な男が出迎えて、揉手をしながら、御逗留か、それともちょっと御入浴で、と訊いた時、客が、一晩お世話に、と言うのを、腰を屈めつつ畏って、どうぞこれへと、自分で荷物を捌いて、案内をしたのがこの奥の上段の間で。次の室が二つまで着いている。あいにく宅は普請中でございますので、何かと不行届の儀は御容赦下さいまして、まず御緩りと……と丁寧に挨拶をして立つと、そこへ茶を運んで来たのが、いま思うとこの女中らしい。
実は小春日の明い街道から、衝と入ったのでは、人顔も容子も何も分らない。