후리가나로 읽는 일본 고전
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みさごのすし
みさごの鮨
泉 鏡花
泉 鏡花의 みさごの鮨(みさごのすし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 23,198자 · 47화면
……これを見ると、羨ましいか、桶の蔭から、むくと起きて、脚をひろげて、もう一匹よちよちと、同じような小狗は出て来ても、村の閑寂間か、棒切持った小児も居ない。
で、ここへ来た時……前途山の下から、頬被りした脊の高い草鞋ばきの親仁が、柄の長い鎌を片手に、水だか酒だか、縄からげの一升罎をぶら下げたのが、てくりてくりと、畷を伝い、松茸の香を芬とさせて、蛇の茣蓙と称うる、裏白の葉を堆く装った大籠を背負ったのを、一ツゆすって通過ぎた。うしろ形も、罎と鎌で調子を取って、大手を振った、おのずから意気の揚々とした処は、山の幸を得た誇を示す。……籠に、あの、ばさばさ群った葉の中に、鯰のような、小鮒のような、頭の大な茸がびちびち跳ねていそうなのが、温泉の町の方へずッと入った。しばらく、人に逢ったのはそればかりであった。
客は、陽の赤蜻蛉に見愡れた瞳を、ふと、畑際の尾花に映すと、蔭の片袖が悚然とした。一度、しかとしめて拱いた腕を解いて、やや震える手さきを、小鬢に密と触れると、喟然として面を暗うしたのであった。
日南に霜が散ったように、鬢にちらちらと白毛が見える。その時、赤蜻蛉の色の真紅なのが忘れたようにスッと下りて、尾花の下に、杭の尖に留った。