후리가나로 읽는 일본 고전
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みずぐるま
みずぐるま
山本 周五郎
山本 周五郎의 みずぐるま을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 27,077자 · 54화면
背丈はさして伸びず、稽古を続けているので脂肪も付かないが、ぜんたいに柔軟なまるみを帯びてきて、躯つきが娘らしくなった。――道場では相変らずで、活溌にはねまわったり、思いもつかないような悪戯をして、みんなを仰天させたり笑わせたりするらしい。しかも門人全部に好かれているし、先輩たちにまで頼りにされているようであった。ただ一人、中老の娘で緒方せいというのがおり、門中の首席で代師範も勤めていたのが、若尾のにんきのよいのに反感をもったとみえ、ひと頃ひどく意地の悪いことをした。若尾は辛抱づよく(まったく辛抱づよく)気づかないようすで、うけながしていた。そのため、ついには緒方せいのほうが居た堪らなくなり、やがて自分から磯野門を去ってしまった。
道場ではそんなふうであったが、弘田家における彼女はかなり変っていた。
明るい顔つきや、はきはきした挙措は元のとおりであるが、身だしなみに気を使うし、言葉少なになり、特に、和次郎に対してひどく臆病になった。まえにはよく彼の部屋へやって来たし、すすんで話しかけもしたものであるが、いつかしら、そんなこともなくなり、たまに和次郎が話しかけたりすると、顔を赤くし、身を縮めて、眼をあげることもできないといったようすをみせる。