일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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わがしそうのいぶき

わが思想の息吹

坂口 安吾

坂口 安吾의 わが思想の息吹(わがしそうのいぶき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N3. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N3 · 중급 · 신자체·신가나 · 2,454자 · 5화면

아오조라 문고

がある、私の思想の地盤がある、そのことを先ず第一に気付き、考えていたゞかねばならぬ。

私の「堕落論」とか、人生肯定の態度の底には、この「いたわり」がひそみ、そして、この「いたわり」が徐々に変貌しつゝある。もっと冷酷に鬼の目をむいてみせることは易しいことだ。鬼になるか、人になるか、そこにも又、問題はあるであろうし、私も人たらず、鬼とならざるを得ぬような生長変貌が行われぬとは云いきれぬ。未来のことは分らない。ともかく私が現在辿り得た思想の地盤というものは、私の自伝的作品に於て、私が選んで語らなかった事実、その選び方の上にあるということを知って欲しい。

そして、その知り方は、読者は事実的にそれを知ることは出来ないのであるから、逆に、書かれていることの事実を、事実としてゞなしに、作者の思想の息吹を通して読みとって欲しい。

丹羽文雄君が「二十七」を不マジメな私小説だと云い、あのように他人のスキャンダルを露出してはいかぬ、と述べていることが、まったく的はずれであること、以上、のべたところで判っていたゞけると思う。

あの作中、たゞ一人、Wという人だけが仮名で出てくる。