일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

わがまち

わが町

織田 作之助

織田 作之助의 わが町(わがまち)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 25,869자 · 52화면

아오조라 문고

「他吉!」

と、いきなり呼ばれ、五六人の俥夫に取り囲まれた。咄嗟に「ベンゲットの他あやん」にかえって身構えたところを、ようもひとの縄張りを荒しやがったと、拳骨が来て、眼の前が血色に燃えた。

「何をッ!」

と、振りあげた手に、振っていた玩具が自身の眼にはいらなかったら、他吉はその時足が折れるまで暴れまわったところだが、今ここで怪我をしては孫が……。他吉は気を失っただけで済んだ。やがて、ベンゲットの丸竹の寝台の上に寝ている夢で眼を覚すと、そこはもとの橋の上で、泡盛でも飲み過ぎたのかと、揺り起されていた。

そうして五年が経ち、間もなく小学校ゆえ君枝を河童路地へ連れて戻ると、君枝は痩せて顔色がわるく、青洟で筒っぽうの袖をこちこちにして、陰気な娘だった。両親のないことがもう子供心にこたえるらしく、それ故の精のなさかと、見れば不憫で、鮭を焼いて食べさせたところ、

「これ何ちゅうお菜なら?」と里訛で訊くのだった。

「鮭いう魚や。」

「魚て何なら?」

それでは、里では魚も食べさせて貰えなかったのかと、他吉はほろりとして、

「取るものだけはきちきち取りくさって、そんな目に会わしてやがったのか。