후리가나로 읽는 일본 고전
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いーはとーぼのうがっこうのはる
イーハトーボ農学校の春
宮沢 賢治의 イーハトーボ農学校の春(いーはとーぼのうがっこうのはる)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 57,726자 · 120화면
キッコは樺の林の間を行きました。樺はみな小さな青い葉を出しすきとおった雨の雫が垂れいい匂がそこらいっぱいでした。おひさまがその葉をすかして古めかしい金いろにしたのです。
それを見ているうちに、
(木ペン樺の木に沢山あるじゃ)キッコはふっとこう思いました。けれども樺の木の小さな枝には鉛筆ぐらいの太さのはいくらでもありますけれども決して黒い心がはいってはいないのです。キッコはまた泣きたくなりました。
そのときキッコは向うから灰いろのひだのたくさんあるぼろぼろの着物を着た一人のおじいさんが大へん考え込んでこっちへ来るのを見ました。(あのおじいさんはきっと鼠捕りだな。)キッコは考えました。おじいさんは変な黒い沓をはいていました。そしてキッコと行きちがうときいきなり顔をあげてキッコを見てわらいました。「今日学校で泣いたな。目のまわりが狸のようになっているぞ。」すると頭の上で鳥がピーとなきました。キッコは顔を赤くして立ちどまりました。
「何を泣いたんだ。正直に話してごらん。聞いてあげるから。」
鳥がまた頭の上でピーとなきました。するとおじいさんは顔をしかめて上を向いて「おまえじゃないよ、やかましい、だまっておいで」