일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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カインのまつえい

カインの末裔 クララの出家

有島 武郎

有島 武郎의 カインの末裔 クララの出家(カインのまつえい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 45,864자 · 93화면

아오조라 문고

もし妻に怪我でもあったのではなかったか――彼れは炉の消えて真闇な小屋の中を手さぐりで妻を尋ねた。眼をさまして起きかえった妻の気配がした。

「今頃まで何所さいただ。馬は村の衆が連れて帰ったに。傷しい事べおっびろげてはあ」

妻は眠っていなかったようなはっきりした声でこういった。彼れは闇に慣れて来た眼で小屋の片隅をすかして見た。馬は前脚に重味がかからないように、腹に蓆をあてがって胸の所を梁からつるしてあった。両方の膝頭は白い切れで巻いてあった。その白い色が凡て黒い中にはっきりと仁右衛門の眼に映った。石炭酸の香はそこから漂って来るのだった。彼れは火の気のない囲炉裡の前に、草鞋ばきで頭を垂れたまま安座をかいた。馬もこそっとも音をさせずに黙っていた。蚊のなく声だけが空気のささやきのようにかすかに聞こえていた。仁右衛門は膝頭で腕を組み合せて、寝ようとはしなかった。馬と彼れは互に憐れむように見えた。

しかし翌日になると彼れはまたこの打撃から跳ね返っていた。彼れは前の通りな狂暴な彼れになっていた。彼れはプラオを売って金に代えた。雑穀屋からは、燕麦が売れた時事務所から直接に代価を支払うようにするからといって、麦や大豆の前借りをした。