후리가나로 읽는 일본 고전
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チェーホフのたんぺんについて
カシタンカ・ねむい 他七篇
神西 清
神西 清의 カシタンカ・ねむい 他七篇(チェーホフのたんぺんについて)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 46,418자 · 92화면
例の『イヴァーノフ』(一八八九)を観て、ピストル自殺を遂げた青年があった。その親がスヴォーリンに手紙をよこした。これを聞いたチェーホフは、この芝居のことで貰ったほかの手紙と一緒にコレクションにして置きたいから、それを送ってくれとスヴォーリンに頼んでいる。むろん例の冗談口だが、その隙間からうそ寒い風が吹くだろう。また、こんな話もある。知合いの婦人の若い燕か何かが死んだ。その男にはチェーホフも好意を持っていたので、悔み状をその婦人へ出したいと思ったが、「自分たちもどうせ死ぬのだし、悔みの百まんだらも結局死人を生き返らせはしまい」と思い直して、まあ宜しくその婦人に伝えてくれと第三者に頼むのである。この言訳はむろん彼一流の照れかくしで、そんな中に彼の科学者的冷静だのショーペンハウエル流の厭世観だのを探ろうとしたところで無駄だ。ただ単にこれは冗談なのである。こんな冗談を言わなければならなかったということ、そのチェーホフの当惑が問題なのだ。死への感動もないし、さりとて社交辞令も身につかぬとあっては、誠実な人間は黙りこむか冗談でもいうほかに、打つ手はないではないか。