일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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チェーホフのたんぺんについて

カシタンカ・ねむい 他七篇

神西 清

神西 清의 カシタンカ・ねむい 他七篇(チェーホフのたんぺんについて)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 46,418자 · 92화면

아오조라 문고

調査資料である。サガレン徒刑の制が布かれてから十五年になっていたが、その実状についてはお役所の文書のほかには一片の報告も現われず、社会の関心は皆無にひとしかった。チェーホフの著書は、この地獄の扉をあけ放した第一書だったわけだ。それはインテリの一部に徒刑囚の取扱改善の運動をまき起させ、ひいては当局の施策にも少からぬ影響を及ぼした。チェーホフは勿論満足だったに違いない。彼自身の言草にしたがえば「医学部を出て以来の懸案だった学位論文」が、科学にのみならず直接社会に寄与したのである。『死の家の記録』と『サガレン島』の岐れが、ドストイェーフスキイとチェーホフの岐れを端的に示すものと言える。この大旅行はチェーホフの内部に、何一つ痕跡を残さなかったからだ。

一八九一年から翌年へかけてヨーロッパ・ロシヤの数県を総嘗めにした大飢饉は、社会情勢一変の転機をなしたと言われるほど深刻なものだった。医師として一市民としてチェーホフは勿論たちあがった。だがその活動の総計をとって見ると、妙に焦点のないちぐはぐなものになる。時の内務大臣ドゥルノヴォは政治的考慮から、初めのうち救済への私人の発起を抑えて、赤十字や教会の手にこれを一任した。